研究主題
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1.主題設定の理由
@14年度の反省で各学年から読解力・書く力・計算力・表現力が弱いなどの声が出された。つまり,教科の基礎基本や総合的な学習での基本的な力が育っていないのではないかということである。
そこで今年度の研究主題を,「基礎基本の力をつけるための指導法の工夫」とした。もう一度,足下を見つめ直して基礎基本をしっかり育てようということである。
研究主題は狭く限定する方がよいと考える。
医学を例に取る。
「ガンの研究」などというおおざっぱな研究はなされていない。
テーマが大きすぎてどこから手をつけ,何をすればよいかわからないからである。「食道ガンの研究」ならやることが少し明解になった。
「食道ガンとたばこの因果関係」ならたばこと食道ガンの関係を調べればよいのだから研究する方向が狭まっている。
このように限定するから何をしてどうすればよいのかわかるのである。
教育とて同じである。
「主体的に行動する子の育成」などは,テーマが大きすぎる。年度末の反省では,主観的な話でイメージだけで話をしている。主体的になったのかどうかの根拠もない。
そこで,研究主題を狭く限定して,効果がどうであったのかがわかることから始めることにした。他にもやらなければならいことはたくさんあるのだが,こと研究ということについては今年度はこの方向で進めていくことにした。
A研究主題に迫るために特設のドリルタイムを設けることにした。
基礎基本の力をつけるための方策の一つである。
基礎基本の力をつけるためにはドリルタイムだけではできない。普段の授業と相まって相乗的に効果が現れるものだと考えている。
そこで普段の授業では「基礎基本の力」をつけるためにどのようにして指導法を工夫すればよいかを考える。
そのために授業研を実施し,どのような指導法の工夫をすればよいのかを目指すことにした。
福岡教育大の寺尾 慎一氏は次のように書いている。
「一学期末に学年別漢字テストをしたら,全校平均が六十点台だった小学校がある。『これをどう思いますか。』と学校長は教師達に尋ねたそうである。そして『二学期末にも,やります。』と予告し,テストをした。
すると平均点は九十四点に上がっていた。そこで学校長は『この差はどこから来たのですか。』と再び尋ねたというのだ。『これをして初めて,指導困難な児童の存在が見えてきた。』とも話されていた。」(『学校運営研究』H13.8月号)
2.15年度 現職教育の進め方
@特設のドリルタイム(チャレンジタイム)を設ける
ア)昼休み終了後(13:20〜13:30)
イ)国語算数を中心に行う。
ウ)時間内のやり方は学年に任せる。
エ)その時間は、授業時数にカウントできる。するかどう かは学年に任せる。
A力がついたかどうか検証をする
ア)学期始めのテストについている旧学年到達度テストを 利用する。記録を取っておく。
イ)年度末に担当学年の到達度テストを実施する。(現職 教育部で用意する。)
ウ)どれだけ効果があったか検証する。
B授業の工夫も同時に行う
ドリルタイムだけで学力がつくはずがない。
授業とドリルタイムの両輪で行う。
C研究授業を実施する
低学年、中学年、高学年で一つ。実施しない学年は、低・ 中・高学年内の授業研究を実施する。授業研究は公開とす る。
D夏休みに1学期のドリルタイムの情報交換をする。文章で 報告。
2学期末、3学期末にも情報交換を実施する予定。